過去を振り返り、未来を担う力を育てる

ザビエルの書簡

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FranciscoXavier

「私達が、今までの接触によって、知ることの出来た限りにおいて、

日本国民は、私が遭遇した様々な国民の中で、一番傑出している。

日本人は、大抵、貧乏であるが、武士と平民を問わず、貧乏を恥と思っている者は、一人もいない。

日本人は、キリスト教国民の持っていない一つの特質がある。

それは、武士がいかに貧乏であろうとも、平民の者がいかに富裕であろうとも、貧乏な武士が富裕な平民から富豪と同じように尊敬されていることである。

日本人は、侮辱や嘲笑を黙って忍んでいることはない。

日本人は、妻を一人しか持たず、窃盗は極めて希である。

日本人は、私の見た他の如何なる国民よりも、理性の声に従順な民族である。

非常に克己心(欲望を抑える心)が強く、議論に長じ、質問は限りがなく、知識欲に富んでいる。

私達の答えに、満足すると、熱心に他の人々に伝えるのである。

なんて、日本人て素晴らしいんでしょうね!

四少年は帰国後、其々の道を歩む事になります。

伊東マンショは、43歳の若さで病死する迄、日本国内で布教活動に尽力します。

千々石ミゲルは、家族・家臣を守る為に棄教します。

原マルティノは、生きて布教する為に国外追放となります。

中浦ジュリアンは、命を懸け信仰を貫き殉教します。

伊東マンショは『仁』

原マルティノは『義』

中浦ジュリアンは『忠』

千々石ミゲルは『孝』の象徴の様に思えるのです。

どの道を選んでも正しく、彼等の生き様を一つの手本として、未来を生きる子供達の修身に役立てて頂ける様、弊会は、天正遣欧使節の調査研究を深め重ねて参ります。

 

 

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